クロム酸アルマイト(クロム酸法陽極酸化皮膜)
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クロム酸アルマイトは、アルミニウムを無水クロム酸水溶液中で陽極酸化することで得られる皮膜です。 特に銅含有量の多い高力アルミ合金に優れた耐食性を与えるほか、耐熱性、急激な温度変化、繰り返し疲労にも絶えるクラックフリー皮膜として、航空機の構造体や機能部品に使用されています。 また、電解液のクロム酸は、腐食抑制剤としての効果があり、製品に残留しても安全であるため、組み立て部品にも採用が可能です。 封孔処理は、熱湯封孔、重クロム酸封孔、又は酢酸ニッケル封孔を選択可能です。(ご要望により、その他の封孔処理方法にも、対応致します。 お問い合わせ下さい。) |
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![]() 封孔処理前の皮膜構造 |
◎外観
不透明な灰白色〜灰色となります。(合金により、黄色から黄緑色の発色を帯びる場合や、発色しない場合もあります。)
◎耐食性
塩水噴霧試験 336時間
◎密着性
塗装や接着剤の未着性が高く、塗装用下地及び接着前処理として有効です。
塗料や接着剤にもよりますが、封孔処理しない状態で塗装又は接着した場合、強靭な密着性が得られる場合があります。
◎疲労強度
アルミニウム合金材料の金属疲労強度のアルマイトによる低下がほとんどありません。
◎組み立て部品への適用
電解液が製品に残留しても、製品を傷める事はありません。
◎クラックフリー
皮膜が軟質で柔軟性があるため、高温及び超低温環境下においても、皮膜破壊が発生しません。)
クラックの発生による耐食性の低下を防止することが出来ます。
(母材に影響を及ぼすほどの超高温環境下での使用を保証するものではありません。)
◎寸法変化がほとんど無い
この皮膜の特徴として、染色、非染色にかかわらず、寸法変化がほとんどありません。
◎航空規格への対応
MIL-A-8625 Type I Class 1(非染色) Class 2(染色)
(Anodic Coating for Aluminum and Aluminum Alloys)
SAE-AMS 2470 他、航空規格各種に適合します。
(参考:MIL-A-8625F Amendment 1 Type T 要求性能)
1.皮膜質量: 200ミリグラム毎平方インチ(=21.5mg/dm2=0.215mg/m2)以上(Unsealed)
2.耐食性: 塩水噴霧試験336時間